ヤマトウミコチョウ Gastropteron japonicum Tokioka & Baba, 1964
特徴
体長 5〜10 mm の小型種。側脚が発達し、拡張時の幅は背面の隆起を上回る。ホロタイプの体長は 5.3 mm × 3.6 mm。鰓葉数は 13 枚 (副模式 2 個体)。胚殻は肛門の後腹方に位置し、角状で強く湾曲、長さ約 430 μm。石灰質だが薄く透明で非常に脆い。生時の体色は全体に白色で、側脚の表裏には微細な紫褐色色素斑が散在し、縁部とくに腹面には橙色斑が密に並ぶ。足底も橙色斑で覆われる。頭楯は前縁部を除いて紫褐色斑で覆われ、前縁付近には橙色斑が散在する。分布
模式産地は相模湾・黒崎 (水深 110〜120 m)。追加標本は相模湾・城ヶ島 (水深 300 m) および相模湾内 (水深 70〜90 m) からも採集されている。種小名の由来
種小名 japonicum は地名 Japan (Latin Japonia) に由来する形容詞で、日本産個体に基づき記載されたことにちなむ。補足
胚殻の存在は後記 (Postscript) で追加標本から確認された。References