クリモラ・パピラータ Crimora papillata Alder & Hancock, 1862
- Location
- スウェーデン>スウェーデン西海岸>NORRA ÄRHOLMEN
- Date
- 2025/06/28
- Size
- 15mm
- Depth
- 20.0m
- Water temperature
- 14.5℃
特徴
体長は最大で 25 mm 前後の小型〜中型のフジタウミウシ類。体は楕円形でやや扁平。体地色は半透明の白色〜明瞭な黄色まで個体差があり、全体に多数の指状〜瘤状の突起 (パピラ) が密生する。各突起の先端は鮮やかな黄色〜橙色を帯びる。突起は外套膜上だけでなく、外套膜の縁、足、尾の背面まで体表全体に広がる。識別形質として、頭部の前縁に位置する突起は先端が分岐して樹枝状を呈する傾向がある。触角は短く葉状の薄板を持ち、根元側は地色、先端は黄色〜橙色。鰓は単羽状で 3 葉、後背中央に並ぶ。
分布
模式産地は南アフリカ・喜望峰 (Alder & Hancock, 1862)。その後 北東大西洋 (アイルランド、英国、ノルウェー南部、フランス、スペイン、ポルトガル) と地中海西部から記録され、温帯域に広く分布する。岩礁帯の潮間帯下部〜浅海に棲息する。種小名の由来
種小名 papillata はラテン語 papilla (乳頭、小突起) から派生し、「乳頭状の突起を持つ」を意味する。体表全体に密生する突起にちなむ。補足
本種は属 Crimora Alder & Hancock, 1862 のタイプ種であり、Alder & Hancock の南アフリカ産ウミウシ研究の代表的な記載種である。Crimora 属は他に C. lutea (日本沿岸に分布) などを含む小規模な属で、いずれもコケムシ食性とされる。References
- Crimora papillata Alder & Hancock, 1862 — type species, Alder J. & Hancock A. (1862). Descriptions of a new genus and some new species of naked Mollusca. Annals and Magazine of Natural History. (3)10(57): 261-265.
季節性
撮影地
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