リュウキュウカスミミノウミウシ Cerberilla affinis Bergh, 1888
特徴
体長 4.5 cm の大型のミノウミウシ類。触角の高さ 3.5 mm、口触手は 7 mm、背側突起は 30〜35 mm に達する。頭部はおもに前頭楯から成り、後縁がやや張り出して外側の角は丸まり、その基部から比較的長い口触手が出る。項部に直立した平滑な触角が並ぶ。背は腹足より狭く、左右の背側突起列が内側に深く並ぶため、背正中部は前 1/3 でわずかに露出するのみ。最前部に左右が馬蹄形に連なる 2 群があり、太く高い前脚と後脚から成る土台にのる。馬蹄の後ろに横走する低い土台が約 23 列続き、後方ほど短くなる。第 9〜10 土台で突起の長さは最大 33〜35 mm に達する。突起はきわめて長くやや扁平。肛門は馬蹄部後ろの第 3〜4 突起列の間隔の最外端にある。前足端の触手状突起 (足触手) は短くない。分布
模式産地はインドネシア・ジャカルタ湾沖の Polo-Edam (現 Pulau Damar Besar)。原記載時は Brock 採集の 1 個体のみから知られていた。インド-西太平洋から中部太平洋まで分布する。種小名の由来
種小名 affinis はラテン語「近縁の、類似した」に由来する形容詞。本種は原記載時に Cerberilla annulata の変種 (var. affinis) として記載されており、種小名はこの近縁関係にちなむ。補足
Cerberilla 属は長く触手状に発達した足触手と口触手をもち、砂中性の生活様式と関連する形態を備える点で他のミノウミウシ類から区別される。References
- Cerberilla annulata (Quoy et Gaim.) var. affinis Bgh., Bergh R. (1888). Beiträge zur Kenntniss der Aeolidiaden. IX. Verhandlungen der kaiserlich-königlichen zoologisch-botanischen Gesellschaft in Wien. 38: 673-706, Taf. XVI-XX.
- リュウキュウカスミミノウミウシ, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
季節性
撮影地
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