ワタユキシボリガイ Micromelo barbarae Feliciano, Malaquias, Stout, Brenzinger, Gosliner & Á. Valdés, 2021

ワタユキシボリガイ Micromelo barbarae

Location
日本>東京>八丈島>ナズマド
Date
2018/05/15
Size
15mm
Depth
12.0m
Water temperature
23.0℃

特徴

卵形の薄い殻に乳白色の地色で、3 本の茶色の螺帯と、その間を弓状に走る細い縦線が入る。近縁種との外見上の違いは、マントの縁が黄色で縁取られること、殻頂部に黒色の斑紋があること、殻の尖端が殻口後端をわずかに越えて突出することなど。軟体部は半透明の白色で、大きめの白色斑が密に散在する。殻長は最大 30 mm。

分布

西太平洋の熱帯・亜熱帯域に分布。模式産地はフィリピン・ルソン島バタンガス州マビニの Balanoy ダイブサイト(13.6864°N, 120.8912°E、ホロタイプ NMP-041297、2016 年 4 月 4 日 T. Gosliner 採集)。日本では八丈島から採集された 1 個体(ZMBN 106876)が paratype として登録されている。2021 年の Feliciano ほかによる新種記載まで、本種は M. undatus の地理的変異として扱われていた。

種小名の由来

種小名 barbarae は人名 Barbara の属格形で、第一著者 Kendall Feliciano 氏の祖母 Barbara Weller 氏への献名。祖母が著者に幼少期から海洋科学と遺伝学への興味を育み、大学院 1 年目の学費を支援してくれたことへの感謝を込めて名付けられた。2021 年に Feliciano、Malaquias、Stout、Brenzinger、Gosliner、Valdés が M. undatus 種群の分子系統解析に基づく新種として記載した。

和名の由来

和名「ワタユキシボリガイ(綿雪絞り貝)」は、淡色の地色に散る白色斑が綿のように降りしきる雪 (綿雪) を思わせることに由来する。

補足


ミズヒキゴカイ科の多毛類を食べる捕食性の貝。
References

本書に掲載されています

西田和記. (2024). ウミウシの生態観察図鑑. 誠文堂新光社. 表紙

西田和記. (2024). ウミウシの生態観察図鑑. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Micromelo barbarae の解説・写真が掲載されています。

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