クリイロカメガイ Cavolinia uncinata (A. d'Orbigny, 1835)

クリイロカメガイ Cavolinia uncinata

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー北
Date
2016/05/10
Size
7mm
Depth
15.0m
Water temperature
24.0℃

特徴

殻は丸みを帯びた飴色の有殻翼足類で、後方に3つの鉤状の棘をもつ。背面の縦肋はインド太平洋産個体で5本、大西洋産個体で3本と地理的変異がある。軟体部は半透明の白色で、後方には2本の細長い糸状の突起が伸び、その先端は褐色から黄褐色を帯びる。足は広く翼状に発達し、これで遊泳しながら生涯を浮遊して過ごす。殻長は産地により6〜9mm程度。

分布

熱帯から亜熱帯の世界の海域に広く分布する有殻翼足類。インド太平洋・大西洋の両海域から記録があり、紅海や地中海への稀な侵入も知られる。日本沿岸でも黒潮の影響下で打ち上げや採集記録があり、ときに大量出現する。模式産地は南米沿岸 (d'Orbigny の南米調査航海で得られた標本に基づく)。

種小名の由来

種小名 uncinata はラテン語で「鉤状の」を意味する形容詞。

補足

身体の数倍に広がる粘液の網を分泌し、これに引っかかった珪藻などの浮遊微小生物を捕食する、有殻翼足類に特徴的な摂食様式をもつ。Spoel 1969 はインド洋型を Cavolinia pulsata、大西洋型を C. u. roperi として区別したが、現在はいずれも C. uncinata 1 種に含められる。
References
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学術データベース

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