カロリア・ミリタリス Caloria militaris (Alder & Hancock, 1864)

カロリア・ミリタリス Caloria militaris

Location
中華人民共和国>香港
Date
2016/10/01
Size
30mm
Depth
15.0m
Water temperature
18.0℃

特徴

体長約 2.5 cm の中型のミノウミウシ類。体はやや太く後方へ細く尖り、淡肉色〜ほぼ白色を呈する。触角はかなり長く平滑、中央部でやや膨らみ上部へと尖る。中央付近には緋色の幅広い帯があり、下方へ向けて徐々に肉色に淡化する。上半は鮮やかな黄色だが、最先端のみ白色。口触手は大きく太くて尖り、触角と同様に着色されるが、緋色の中央帯は各触手を細い線として下行し、両側の線が頭部中央で球状に合流して、そこから後方へ背側突起群の起点まで連続する。緋色の細線は足の前方角からも体側に沿って後方へ走る。背側突起は多数でやや太く、赤褐色で先端が鮮やかな黄色、左右各 6 群を成し背面でほぼ接する。足の前方角は長く伸びて頑丈、後方は鰓の後ろをかなり超えて細い尾を成して終わる。

分布

模式産地はインド南東部・マドラス州 Waltair (現 Andhra Pradesh 州 Visakhapatnam) の Coromandel 海岸。後年インド洋〜西太平洋から記録されている。

種小名の由来

種小名 militaris はラテン語で「兵士の、軍隊の」の意。鮮やかな緋色の縦帯と黄色の先端をもつ背側突起が軍服の鮮やかな配色を連想させることに由来する。

補足

近縁の Caloria indica と色彩・斑紋が類似するが、本種は触角に環状斑をもたず、足の前方角がより長く伸び、色彩がより鮮やかである点で区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Caloria militaris の解説・写真が掲載されています。

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