カバングス・レギウス Cabangus regius (Pola & Stout, 2008)
カバングス・レギウスとは
西太平洋のサンゴ礁域に分布する中型のフサウミウシで、半透明白色の体に淡い水柿色の地、樹枝状に枝分かれする背側突起の特徴的な色彩で見分ける。特徴
体長は最大 30 mm 程度。地色は半透明の白色で内臓が透けて見え、背面は淡い水柿色で染まる。この濃淡には個体差がある。背面には茶色や白色、黒色の斑紋が散在する。背側突起は成体で 4 対あり、それぞれの先端が樹枝状に枝分かれし、枝分かれした部分は茶色を呈する。頭部前縁や触角鞘にも同様の茶色の樹枝状突起が並ぶ。触角の褶葉は明るい橙色。分布
原記載時はマレーシア領のスラウェシ海(Celebes Sea)で得られた個体に基づき記載された。その後の記録はインドネシア、タイ、フィリピンなど西太平洋・インド太平洋のサンゴ礁域に広がる。種小名の由来
種小名 regius はラテン語で「王の」「王者にふさわしい」の意で、樹枝状突起の華やかな見た目にちなむ。補足
属名 Cabangus はインドネシア語の cabang(「枝」)にちなむ命名で、本属の樹枝状突起にちなむ。References
- Dendronotus regius n. sp., Pola M. & Stout T.L. (2008). Descriptions of two new species of Dendronotus Alder & Hancock, 1845 (Mollusca: Nudibranchia) from the Western Pacific. Zootaxa. 1960: 45-66.
- Cabangus regius, Korshunova T., Bakken T., Grøtan V.V., Johnson K.B., Lundin K. & Martynov A. (2020). A synoptic review of the family Dendronotidae (Mollusca: Nudibranchia): a multilevel organismal diversity approach. Contributions to Zoology. 90(1): 93-153. https://doi.org/10.1163/18759866-bja10014
季節性
撮影地
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