ニヨリセンリョウウミウシ Carminodoris flammea (Fahey & Gosliner, 2003)
- Location
- インドネシア>バリ島>トランバン>沈船ポイント(リバティー)
- Date
- 2016/11/15
- Size
- 15mm
- Depth
- 18.0m
- Water temperature
- 28.0℃
ニヨリセンリョウウミウシとは
体長 1〜2 cm 程度、 背面中央に鮮やかな赤い突起が密集し、 周囲を白い輪が縁取る小型のドーリス類。 体地色は淡褐色〜赤褐色で、 全身が丸いイボ状突起に覆われる。特徴
原記載 (2003) の模式標本は体長 10〜24 mm。 体形は楕円形で扁平、 背面 (外套) には大小の丸いイボ状突起が一面に並ぶ。 体地色は淡〜中程度の赤褐色のまだらで、 背面中央部の突起は鮮やかな赤色、 その周囲を白い輪状の地色が縁取る。 外套縁にも赤褐色の突起塊が等間隔に並ぶ。 触角は基部が近接して立ち、 約 16 枚の薄葉を持つ。 触角の柄は淡褐色で、 上部 1/3 に褐色のリング、 先端は白色。 鰓は三羽状の枝が 6 本、 羽根状で淡灰色に淡褐色の先端を持つ。 触角鞘・鰓鞘は縁が不規則に隆起し、 小さな突起を持つ。 足の前縁には中央の切れ込みがあり、 口触手は指状。分布
模式産地はインドネシア・バリ島トランベン。 原記載時 (2003) はトランベンで採集された 4 個体のみから記載されており、 「現時点ではバリ島のみから知られる」 と記された。 その後 (Gosliner et al. 2015) インド西太平洋熱帯域全域へ分布記録が拡張されている。種小名の由来
ラテン語 flammeus (= 燃えるような赤色) に由来し、 背面中央の鮮やかな赤色を指す。補足
近縁のセンリョウウミウシ Carminodoris bifurcata と外見が酷似するが、 (1) 背面中央の地色が C. bifurcata の赤褐色に対し本種は鮮やかな赤色である点、 (2) C. bifurcata には外套上に小さな黒色斑点があるが本種にはこれを欠く点、 で外見的に区別できる。 触角と鰓の色調・形状は両種で類似する。References
- Hoplodoris flammea sp. nov., Fahey S.J. & Gosliner T.M. (2003). Mistaken identities: on the Discodorididae genera Hoplodoris Bergh, 1880 and Carminodoris Bergh, 1889 (Opisthobranchia, Nudibranchia). Proceedings of the California Academy of Sciences, Series 4. 54(10): 169-208.
- Carminodoris flammea, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- ニヨリセンリョウウミウシ(新称), 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Carminodoris flammea の解説・写真が掲載されています。
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ニヨリセンリョウウミウシの写真
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