アプリシア・レティクラータ Aplysia reticulata Eales, 1960
アプリシア・レティクラータとは
インド・西太平洋に分布する中型のアメフラシで、クリーム色の地に褐色の線と斑紋が密に走る網目模様で見分ける。特徴
クリーム色を地として、褐色の線と斑紋が体表全体に網目状に密に走るアメフラシの一種。網目模様の斑紋は側足の縁、触角、口触手のあたりで大きくなる傾向がある。側足は大きく発達し、これを羽ばたかせて遊泳する。分布
原記載時はオーストラリア北西部で得られた個体に基づき記載された。その後の記録はインド・西太平洋に広がり、オーストラリア各地(クイーンズランド・西オーストラリア)からハワイまで知られる。種小名の由来
種小名 reticulata はラテン語で「網目状の」「網のような」の意で、体表を覆う褐色の網目模様にちなむ。補足
藻類を歯舌で削り取って餌とする。日本産個体はしばしばアメフラシ Aplysia kurodai として同定されることがあるが、本種は側足を盛んに羽ばたかせて遊泳する点や、より細かく密な網目模様の体色などで識別される。References
- Aplysia reticulata n. sp., Eales N.B. (1960). Revision of the world species of Aplysia. Bulletin of the British Museum (Natural History), Zoology. 5(10): 267-404.
- Aplysia reticulata, Klussmann-Kolb A. (2004). Phylogeny of the Aplysiidae (Gastropoda, Opisthobranchia) with new aspects of the evolution of seahares. Zoologica Scripta. 33(5): 439-462.