アプリシア・ニグロチンクタ Aplysia nigrocincta E. von Martens, 1880
特徴
体色は赤褐色、黒色、栗色と変化に富み、体表には大小の白斑の入るものも見られる。赤褐色の個体は、側足や腹足、触角先端と口触手先端が黒色になる。黒色の個体は側足縁が明るい色になる。
内臓嚢は丸く大きく膨らむ。広がった側足から外套孔やその内側の貝殻が見える場合もある。
刺激を与えると紫色の汁を出す。
70mmに達するとされるが通常は20mm程度。
分布
東太平洋から東アフリカモザンビーク、モーリシャス、フィリピン、インドネシア、バヌアツ
補足
本種は Aplysia elongata–nigrocincta species complex となり、正しく分けるためにはDNA分析が必要Aplysia parvula は、南カリブ海(バージン諸島とセントビンセント)とホンジュラスの熱帯水域のタイプに限定された
References
- クロヘリアメフラシ, 益田一. (1999). 海洋生物ガイドブック. 第2刷. 東海大学出版会.
- クロヘリアメフラシ, 小野篤司. (1999). ウミウシガイドブック. TBSブリタニカ.
- クロヘリアメフラシ, 鈴木敬宇. (2000). ウミウシガイドブック〈2〉. TBSブリタニカ.
- クロヘリアメフラシ, 小野篤司. (2004). 沖縄のウミウシ. ラトルズ.
- クロヘリアメフラシ, 中野理枝. (2004). 本州のウミウシ. ラトルズ.
- クロヘリアメフラシ, 小野篤司 & 加藤昌一. (2009). ウミウシ. 誠文堂新光社.
- Aplysia parvula, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.
- クロヘリアメフラシ, 中野理枝. (2018). 日本のウミウシ. 文一総合出版.
- Aplysia parvula, Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.
- Golestani H., Crocetta F., Padula V., Camacho-García Y., Langeneck J., Poursanidis D., Pola M., yokeş M.B., Cervera J.L., Jung D.W., Gosliner T.M., Araya J.F., Hooker Y., schrödl M. & valdés Á. (2019). The little Aplysia coming of age: from one species to a complex of species complexes in Aplysia parvula (Mollusca: Gastropoda: Heterobranchia). Zoological Journal of the Linnean Society. 187(2): 279-330. https://doi.org/10.1093/zoolinnean/zlz028
本書に掲載されています
中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.
文一総合出版
本書には Aplysia nigrocincta の解説・写真が掲載されています。
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