ルイセラ・テルヤ Luisella telja (Ev. Marcus & Er. Marcus, 1967)

ルイセラ・テルヤ Luisella telja

Location
メキシコ>バハ・カリフォルニア半島
Date
2020/12/13
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

体地色は半透明のピンク色で、大きさも形も不ぞろいな不透明白色の斑点が体と背側突起に散る。餌を食べたあとは体と背側突起の中腸腺が赤みの強いピンク色に濃くなる。触角は葉状部が丸みを帯びて襞が重なり、多くは半透明の白色だが、淡い褐色や濃いピンク色を帯びる個体もある。口触手は細長い。背側突起は 4〜8 本ずつが共通の柄の上にまとまり、斜めの列をつくって並ぶ。外套縁は完全に失われる。生きた個体は 5〜12 mm ほどで、24 mm に達したという記録もある。

分布

熱帯・亜熱帯東太平洋。カリフォルニア湾からガラパゴス諸島にかけて記録がある。模式産地はメキシコ・ソノラ州プエルトペニャスコのチョヤ湾で、原記載時はプエルトペニャスコ周辺で採れた 3 個体だけが知られていた。潮間帯から浅い岩礁にすみ、メキシコ太平洋岸のバンデラス湾では冬に個体数が増える。

補足

体を左右にくねらせて泳ぐ。この泳ぎは原記載の時点で記録されており、同じ論文で新種とされたデンドロノートゥス・ナヌス (Dendronotus nanus) と同じ泳ぎ方だと記されている。

ヒドロ虫を食べ、餌を特定の一種に絞らない。バンデラス湾で 3 年にわたって行われた月ごとの調査では、近縁のミノウミウシ 6 種のなかで 2 番目に多く見つかった。ただし雨季に個体数が大きく落ち込んだまま戻らない場所があり、河川から運ばれた土砂が餌のヒドロ虫を埋めた影響が指摘されている。卵塊は淡いピンク色。

原記載の個体は青みを帯びた体色で記録されている。背は青灰色、背側突起は橙褐色の中腸腺をもち先端が白く、尾の背面は濃い青色で白い稜が走る。液浸標本では青い色素がアルコールに溶け出した。後年に東太平洋各地で観察されている個体はピンク色を基調とし、白色の斑点をもつ。

同属のババサキシマミノウミウシ (Luisella babai) は地中海と東大西洋にすむ別種で、背側突起の先端近くに橙色から黄色の輪が入る点で見分けられる。Luisella 属は、背側突起が 4〜8 本ずつ共通の柄にまとまることと、外套縁を欠くことでケラマミノウミウシ属から区別される。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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