ヒュプセロドーリス・デコラータ Hypselodoris decorata (Risbec, 1928)

ヒュプセロドーリス・デコラータ Hypselodoris decorata

Location
フィリピン>アポ島>ココナッツ
Date
2013/08/23
Size
20mm
Depth
10.0m
Water temperature
27.0℃

ヒュプセロドーリス・デコラータとは

淡いピンク色の細長い体に不透明白色の縦線が4本走り、幅広い橙色の縁と赤紫色の斑点をもつ、体長25 mmほどのイロウミウシ。触角の赤い輪と、体の前後にちらばる白点が目を引く。

特徴

体は細長く、半透明のピンク色。背面には不透明白色の細い縦線が4本走る。外套の側縁には幅広い橙色の帯があり、しばしば内側が波打ち、不透明白色の斑点をともなう。体の前端と後端は紫から橙色みを帯び、不透明白色の斑点が散る。縦線の間には赤みを帯びた紫色の斑点が列をなし、周縁ではより淡い紫色の色素が広がる。鰓は7〜8枚で、基部と内縁は半透明白色、先端と外縁は明るい赤橙色。触角は棍部が不透明白色で赤い横帯が2本入り、さらにその基部(半透明白色)に3本目の赤い横輪がある。体長は25 mm程度に達する。

分布

模式産地はニューカレドニア。マーシャル諸島、バヌアツ、ニューカレドニア、インドネシア、パプアニューギニア、フィリピン、マレーシアから記録がある。

種小名の由来

種小名 decorata はラテン語 decoratus(女性形)で「装飾された、飾られた」を意味する。

補足

よく似た Hypselodoris maculosa と長く混同され、かつては同種として扱われた。触角の赤い輪が本種で3本(棍部の2本+基部の1本)、H. maculosa で2本とされて区別されるが、H. maculosa にも輪が3本に見える個体があり、外見だけで両種を分けるのは難しい。確実な区別には遺伝子の解析を要する。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Hypselodoris decorata の解説・写真が掲載されています。

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