エマイロウミウシ Hypselodoris emma Rudman, 1977

エマイロウミウシ Hypselodoris emma

Location
インドネシア>バリ島>トランバン
Date
2019/02/17
Size
30mm
Depth
10.0m
Water temperature
??℃

特徴

体は細長く、外套膜は前端が丸くへら状に広がる。動くと前縁を波打たせるので、ある種の触覚機能をもつとみられる。残りの外套膜は狭く、体と足を覆うのは細い縁のみで、足は這行時に外套膜の後ろからわずかに突出する。地色は黄色で、縁付近では白っぽく褪せる。最外縁の白色部のすぐ内側に菫桃色の細線が走り、最外縁自体は白色。背部正中線上を 3 本の同色の線が等間隔で走り、中央の 1 本は触角間から鰓鰓孔まで延び、鰓鰓孔を取り囲む紫色の輪に合流する。両側の 2 本は触角の前と鰓鰓孔の後ろで合流する。触角ポケットも同色で縁取られる。菫桃色線の間に拡散的な褐橙色の縦帯が 4 本走る。触角は鮮橙色、鰓は橙色だが触角よりやや暗い。外套膜の腹面は淡黄色で、上縁の紫色帯が透ける。足と頭部はクリーム白色、足の縁にピンク紫色の縁線が入る (前縁では欠く)。鰓は単純で完全な円を描き、産地により 8〜11 枚。生体長 33〜40 mm。

分布

模式産地はタンザニア・ダル・エス・サラーム・Ras Kankadya。原記載時はケニア Watamu (Turtle Bay) などタンザニアおよびケニアの東アフリカ沿岸個体に基づき記載された。後年の観察ではインドネシアまで分布が広がっている。

種小名の由来

種小名 emma は原記載者の娘 Emma Rose への献名。

和名の由来

種小名 emma にちなむ。

補足

色彩面では Hypselodoris maridadilus と表面的に類似するが、本種は黄色地に菫桃色線 3 本と拡散的な褐橙色帯 4 本をもつのに対し、H. maridadilus ではより深い色調となる点で外見的に区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Hypselodoris emma の解説・写真が掲載されています。

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