ハミノエア・ナタールエンシス Haminoea natalensis (Krauss, 1848)

ハミノエア・ナタールエンシス Haminoea natalensis

Location
日本>鹿児島>奄美大島
Date
2021/03/04
Size
5mm
Depth
5.0m
Water temperature
19.0℃

ハミノエア・ナタールエンシスとは

殻長 5〜14 mm の小型のブドウガイ類で、 体表に褐色〜緑色の細かい斑点が散らばる。 模式産地は南アフリカ・ナタール地方で、 インド・西太平洋からアフリカ東岸まで広く分布する。

特徴

殻長は 5〜14 mm。 体地色は淡く、 背面に褐色〜緑色の小さな斑点 (ドット) が密にまだら模様を作る。 同じ産地でも色彩には大きな変異があり、 個体差が著しい (Tibiriçá & Malaquias 2017 は 1 つの分布記録内で 2 通りの色型を図示)。 頭楯は深く二葉に切れ込む。 殻はブドウガイ類らしく薄く半透明で外套膜内に埋まる。

分布

模式産地は南アフリカ・ナタール地方。 原記載 (1848) は南アフリカ標本に基づく。 その後の記録ではインド・西太平洋 (ハワイ・パプアニューギニア・フィリピン)、 西インド洋 (モーリシャス・セーシェル・マダガスカル・モザンビーク・南アフリカ) の広範囲に分布が知られる。 ハワイの個体は古くは Haminoea crocata として記録された経緯がある。

種小名の由来

模式産地である南アフリカのナタール (Natal) に由来し、 「ナタール産の」 を意味する。

補足

熱帯〜亜熱帯の潮間帯岩礁から水深 3 m 程度までで観察され、 夜間に活動する。 Tibiriçá & Malaquias 2017 は予備的な分子データから、 現在「H. natalensis」 として扱われている インド・西太平洋の個体群には複数の隠蔽種が含まれる可能性を指摘しており、 今後の DNA 解析と形態の対応付けによって本種の真の分布範囲は変わる可能性がある。
References
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観察地: ×

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学術データベース

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