シラヒメウミウシ Goniobranchus sinensis (Rudman, 1985)

シラヒメウミウシ Goniobranchus sinensis

Location
日本>神奈川>城ヶ島>へいぶ根
Date
2019/04/18
Size
8mm
Depth
20.0m
Water temperature
15.0℃

特徴

外套膜は半透明の白色を地色とし、最外周は鮮やかな赤色の細線で縁取られる。赤色線のすぐ内側には鮮やかな黄色の亜縁帯が並走し、さらにその内側には外套膜腺の不透明白色斑が並ぶ細い帯がある。触角は柄部が透明で赤色の細点が散らばり (個体差あり)、棍部薄板が赤色。二次鰓は半透明白色で、内外両側の縁および多くの薄板の縁が赤色。腹側・体側面・腹足は白色。約 3 分の 1 の個体では触角と二次鰓の間の外套膜表面に細かい橙褐色の細点が散在する。原記載個体は固定後 5〜15 mm。

分布

模式産地は香港・Fan Tsang Chan (水深 10 m)。原記載時は香港の多数地点 (本土および離島、潮間帯〜水深 13 m) から記録されていた。日本と中国で Chromodoris marginata として誤同定されてきた個体は本種にあたり、後年の観察ではマレーシア、インドネシア、日本まで分布が広がっている。

種小名の由来

種小名 sinensis はラテン語で「中国の」の意で、模式産地の香港 (中国) と、これまで中国・日本で Chromodoris marginata として誤同定されてきた経緯にちなむ。

補足

外見は Goniobranchus verrieri に類似するが、本種は (1) 外套膜地が半透明 (G. verrieri は色素のある白色)、(2) 触角と二次鰓が赤色縁取り (G. verrieri は白色縁)、(3) 赤色帯が亜縁で最外縁に半透明白色の細い帯が残る (G. verrieri は最外縁) という点で外見的に区別される。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Goniobranchus sinensis の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


タグ:
観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら