トルディサ・ビマクラータ Thordisa bimaculata Lance, 1966
トルディサ・ビマクラータとは
カリフォルニアからメキシコにかけての北東太平洋に分布する、背中に長い突起を密生させた小型のウミウシ。触角の後ろと鰓の前の2か所に濃い褐色の斑点がかたまってのり、これが目立つ特徴になっている。特徴
体長はふつう3cmほど、大きいものでは5cm前後になるビロウドウミウシ属の一種。体地色は半透明の白色から淡い黄色、橙色まで幅がある。背面は長く先細りになる乳頭状突起で密におおわれ、ビロウドのような質感をもつ。もっとも目立つ特徴は、触角の後方と鰓の前方の2か所に、濃い褐色の細かな斑点がまとまってのること。この2つの斑紋の集まりが本種を見分ける手がかりになる。分布
北東太平洋のカリフォルニア州からメキシコのバハ・カリフォルニアにかけて記録があり、その多くは南カリフォルニア沿岸に集中する。岩礁の潮間帯から水深30mほどまでで見られる。種小名の由来
種小名 bimaculata はラテン語で「2つの斑紋のある」を意味する(bi-「2つの」+ macula「斑点」)。触角の後方と鰓の前方にある2か所の濃褐色斑にちなむ。英名 two-spotted dorid も同じ特徴による。補足
ビロウドウミウシ属の仲間と同様に、海綿を餌にすると考えられている。References
- Thordisa bimaculata n.sp., Lance J.R. (1966). New distributional records of some northeastern Pacific Opisthobranchiata (Mollusca: Gastropoda) with descriptions of two new species. The Veliger. 9(1): 69-81.
- Thordisa bimaculata, Chan J.M. & Gosliner T.M. (2007). Preliminary phylogeny of Thordisa (Nudibranchia: Discodorididae), with descriptions of five new species. The Veliger. 48(4): 284-308.
- Thordisa bimaculata, Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine.
本書に掲載されています
Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine.
Molamarine
本書には Thordisa bimaculata の解説・写真が掲載されています。
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