ミチヨミノウミウシ Tenellia sibogae (Bergh, 1905)

ミチヨミノウミウシ Tenellia sibogae

Location
日本>沖縄>沖縄本島(東海岸)>天願(昆布)
Date
2010/01/02
Size
12mm
Depth
4.0m
Water temperature
20.0℃

特徴

体長 21〜24 mm 程度の中型のミノウミウシ類。生時の体地色は触角口触手とも淡い乳白色で、背側突起は灰褐色の地色に先端が白色。形態は細長く、背面は丸まって低い体側へと連続し、広い背面正中部は尾まで裸出する。体側にはやや背側に傾斜した 9 群の背側突起が並び、各群はおおむね 1 列に 6〜12 本の突起を含む。突起は円錐形だが、保存標本ではほぼ全てが強く瘤状を呈し、しばしば互いに絡み合う。足は前縁が丸く強い縁溝をもち、足触手は細長く、尾は尖る。

分布

模式産地はインドネシア・ロティ島東岸ペペラ湾。原記載時はロティ島・ヌサラウト島の 2 海域から少数個体が記録されていた。

種小名の由来

種小名 sibogae は本種の標本を採集した蘭領東インド海洋調査船 Siboga 号 (1899〜1900 年の Siboga 探検航海) にちなむ。

補足

キサンゴ科 (Tubastraea 属など) を捕食するサンゴ食ミノウミウシ類。

日本で長らく「Phestilla / Tenellia sibogae」として図鑑などに掲載されてきた個体群は、原記載のインドネシア産個体と外部形態・生態の細部に差異があることが指摘されており、別種 (未記載種を含む可能性) である見込みが高い。最近の Phestilla 属のリビジョンでも、本属はサンゴ食種をまとめる本来の枠組みに再分離されており、日本産「sibogae」相当の動物の分類学的位置づけは確定していない。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Tenellia sibogae の解説・写真が掲載されています。

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