イトヒキウミウシ Pseudobornella orientalis Baba, 1932
特徴
体地色は半透明の白色。体表全体に褐色の網目模様や、黄色から黄白色の細点が散在する。
頭部前縁には突起があるが、両脇のものが著しく伸長する。
背側突起は4対で枝分かれする。
触角は非常に長く、鞘は3分岐し、後方のものが糸状に伸びる。
Tubularia mesembryanthemum ベニクダウミヒドラを食す。
体長30mmに達する。
分布
アラブ首長国連邦、フィリピン、日本、中国補足
Dendronotus 属とする研究者もいるReferences
- イトヒキウミウシ属の1種, 小野 篤司. (2004). 沖縄のウミウシ.
- イトヒキウミウシ, 中野 理枝. (2004). 本州のウミウシ.
- イトヒキウミウシ, ナガヒゲイトヒキウミウシ, オナガイトヒキウミウシ, 中野 理枝. (2018). 日本のウミウシ.
- Pseudobornella orientalis, Korshunova, T.; Bakken, T.; Grøtan, V. V.; Johnson, K. B.; Lundin, K.; Martynov, A. (2020). A synoptic review of the family Dendronotidae (Mollusca: Nudibranchia): a multilevel organismal diversity approach. Contributions to Zoology. 1-61., available online at https://doi.org/10.1163/18759866-bja10014