チドリミドリガイ Plakobranchus ocellatus van Hasselt, 1824

チドリミドリガイ Plakobranchus ocellatus

Location
日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>那覇シーサイドパーク
Date
2013/05/03
Size
25mm
Depth
5.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長は最大 60 mm に達する大型の有殻嚢舌類 (殻は退化し外見上は見えない)。体は扁平で、左右の側足ひだが背面正中で重なる。触角は左右に大きく張り出す。

体色は非常に変異が大きい。通常は卵殻色 (蛋白色)、薄茶色、薄緑色をベースとし、その上に蛋白色の円斑が密に散らばる。これらの円斑とは別に、緑色や青色の眼状斑が入る個体型もある。これは体内に蓄えた葉緑体 (盗葉緑体) の分布パターンを反映する。

水深 5 m 以浅の砂地に棲息し、刺激を受けると砂中に潜って身を守る。

分布

インド洋〜西太平洋〜中部太平洋〜南太平洋に広く分布。マダガスカル、タンザニア、紅海、マレーシア、オーストラリア、インドネシア、フィリピン、日本沿岸、パラオ、グアム、ミッドウェー諸島、ハワイから記録される。

種小名の由来

種小名 ocellatus はラテン語 ocellus (小眼) から派生し、「小眼斑のある」を意味する。一部個体型に見られる青色の眼状斑にちなむ命名。

補足

原記載は van Hasselt 1824 によりインドネシア・ジャワ島近海の標本に基づく。Krug et al. 2013 の分子系統解析により Plakobranchus ocellatus として一括されてきた群が 10 の独立クレードに分かれることが示され、近年は個別の有効種への分割が進んでいる (例: Meyers-Muñoz et al. 2016 の Plakobranchus papua)。本種の確実な分布は今後の分類見直しで再定義される可能性が高い。葉緑体共生の代表種で、緑藻 HalimedaCaulerpa などを摂食し、葉緑体を消化腺の枝に長期保持する。
References
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