カンムリキセワタ Niparaya regiscorona (Bertsch, 1972)

カンムリキセワタ Niparaya regiscorona

Location
日本>沖縄>沖縄本島(東海岸)>レッドビーチ
Date
2018/05/09
Size
4mm
Depth
12.0m
Water temperature
23.0℃

カンムリキセワタとは

熱帯太平洋からインド洋にかけて分布する小型のキセワタの仲間で、後部の盾にせり出す小さな冠状の突起で見分ける。

特徴

体長は最大 5 mm 程度。体地色は淡褐色から褐色で、体表全体に灰白色から灰黄色の球状の小突起が散在する。頭楯は前方が透明な薄い縁取りで縁取られ、後楯の後方には小さな三尖頭の冠状の突起がせり出す。これが本種の和名・種小名いずれの由来にもなった目立った形質。体の前縁・後縁および側足の縁には黒色や白色の小斑が並び、腹足には褐色斑が散在する。感覚毛は短く、肉眼ではほとんど見えない。尾葉は左右対称で丸く扁平、側足は退化的。体内には石灰化した小さな殻を持ち、凹型でしっかりと閉じている。

分布

原記載時はメキシコ・バハ・カリフォルニア南部のラス・クルセス湾で得られた個体から記載された。その後はハワイ、マーシャル諸島、フィリピンなどインド・西太平洋の熱帯〜亜熱帯海域からも記録されている。

種小名の由来

種小名 regiscorona はラテン語で「王の冠」を意味し、後楯後方にせり出す冠状の突起にちなむ。属名 Niparaya は、模式産地である南バハ・カリフォルニア半島の先住民ペリクー族の言葉で「万物の創造主」を意味し、ペリクー神話の主神の名でもある。種小名と組み合わせて「冠をかぶる神」のような比喩を成す命名となっている。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Niparaya regiscorona の解説・写真が掲載されています。

Amazon で本書を見る PR (Amazon アソシエイト)
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら