トウモンリュウグウウミウシ Nembrotha livingstonei J. K. Allan, 1933

トウモンリュウグウウミウシ Nembrotha livingstonei

Location
フィリピン>ロンブロン島
Date
2018/03/08
Size
40mm
Depth
10.0m
Water temperature
27.0℃

特徴

細長い体型で、背面は中央が盛り上がり、後端は尾状に細まる。体色の変異は著しく、黄白色・赤褐色・暗緑色など多様。体表には褐色から緑色の縦縞が走り、赤い盛り上がった斑点をもつ個体もある。最も顕著な識別特徴は触角間の白い十字型紋で、他種との区別が容易。触角と二次鰓は茶褐色から赤褐色、触角鞘口触手は鮮やかなオレンジ色。二次鰓は4本で力強く、肛門を囲む半円状に配置される。生時は約55mmに達する。

分布

インド洋・西太平洋。模式産地はオーストラリア西部・ブルーム。フィリピン、インドネシア、日本(沖縄・慶良間諸島)でも記録されている。

種小名の由来

種小名 livingstonei は採集者の A. A. Livingstone 氏に因む。Allan 1933 の原記載によると、模式標本はブルームで Livingstone 氏が採集し、生時の色彩を記録したものである。

補足

Allan 1933 が単一標本の外部形態のみをもとに記載した。その後、Pola, Cervera & Gosliner 2008 が生殖器系を含む解剖学的記載を加え、本種の独立性を確認した。体色が重複する N. nigerrima と混同されることがある。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Nembrotha livingstonei の解説・写真が掲載されています。

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