シンリンウミウシ Marioniopsis arborescens (Bergh, 1890)

シンリンウミウシ Marioniopsis arborescens

Location
フィリピン>アニラオ
Date
2024/03/22
Size
100mm
Depth
7.0m
Water temperature
26.0℃

特徴

中型のマリオニア類。アルコール固定標本で体長 4-6 cm、体幅最大およそ 1.9 cm。色彩は淡い黄緑色または緑黄色を呈し、鰓葉はより強い緑色、頭部と足底は汚黄白色を呈する。前縁は単純な指状の縁突起をもち、不等な大きさで両側に並ぶ。これらの最外縁の外側に下面に深い溝をもつ指状口触手が立つ。項側に触角鞘があり、棍棒部は通常の房状で 5 葉の二回羽状をなす。背は広くやや平坦、全体に微小〜中型の丸形または短円錐形の小結節で覆われる。背縁は薄い縁取りとして突出し、後方へ漸減する間隔で鰓を備える。鰓は通常は各側 4 個、まれに 10 個までで、樹枝状に分岐し末端枝は二回羽状をなす。

分布

模式産地はインドネシア・アンボン (Amboina)。原記載時は同地で採集された 4 個体に基づいて記載されていた。インド-西太平洋のサンゴ礁砂泥地に広く分布する。

種小名の由来

種小名 arborescens はラテン語動詞 arborescere「樹木状になる」の現在分詞で、「樹木状の」を意味する。

補足

本種は原記載時には Marionia arborescens として記載されたが、後に Marioniopsis 属に移され、現在の組合せ Marioniopsis arborescens となった (組合せ表記の括弧書きは属移動を示す)。本属はソフトコーラルなど刺胞動物を捕食する肉食性。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Marioniopsis arborescens の解説・写真が掲載されています。

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