タマガワコヤナギウミウシ Janolus indicus (Eliot, 1909)
特徴
生時の体長 30 mm に達する。体地色は暗褐色 (チョコレート色) の微細な斑点が背・触角・触角間隆起・背側突起・体側に散らばる黄褐色で、背中央部にはこれに加えてオレンジ色の斑と不透明な白色の細かな網目模様が入る。腹足は黄褐色で、暗褐色の斑点と不透明白色の網目をもつ。触角は後面の上部に微小な円錐状の突起をまとう。背側突起は表面が滑らかで、内部に分枝する消化盲管を入れる。分布
模式産地はインド・グジャラート州の Okhamandal。日本では福井県越前海岸の玉川で得られた標本が Baba 1986 により本種として図示・記録された。種小名の由来
種小名 indicus はラテン語で「インドの」を意味し、模式産地のインド・カティアワール半島 Okhamandal に由来する。補足
和名「タマガワコヤナギウミウシ」は採集地の福井県越前海岸玉川にちなんで Baba 1986 が日本産個体に提唱した。コヤナギウミウシ科は他の多くの裸鰓類と異なり、コケムシを餌とすることが知られる。References
- Janolus indicus (Eliot, 1909); Antiopella indica Eliot, 1909 [Tamagawa-koyanagi-umiushi], Baba K. (1986). Janolus in Japan. Shells and Sea Life. 18(11): 182-184.
- 高岡生物研究会. (2002). 日本海のウミウシ. 第2版.