ウスミドリモウミウシ Ercolania subviridis (Baba, 1959)

ウスミドリモウミウシ Ercolania subviridis

Location
日本>東京>八丈島>(旧)八重根港
Date
2016/12/12
Size
8mm
Depth
5.0m
Water temperature
24.0℃

特徴

体長 5 mm の小型嚢舌類。触角は非常に長く細く単純 (基部付近に外縦溝の痕跡があるだけ)。足後角は丸い。背側突起は長い紡錘形で、背縁に約 12〜13 列の斜列 (各列最低 2 本) に並ぶ。体の地色は黄白色だが、透明な体表から深緑色の肝盲管の分岐が透けて見えるため体のほぼ全域が深緑色に見える。背側突起の内部は深緑色の脈が走り、突起外面には基部から先端に向かう深緑色の縦線が並ぶ。心嚢隆起の前端付近に赤色の斑がある。足底は肝盲管の分岐で深緑色。

分布

模式産地は富山湾・虻ヶ島。1951 年 7 月に緑藻上で採集された 1 個体のみが原記載に挙げられる。

種小名の由来

ラテン語 subviridis は sub-「やや」+ viridis「緑色の」の合成語で「やや緑がかった」を意味し、肝盲管が透ける薄緑色の体色を表す。

補足

原記載時の組み合わせは Stiliger (Stiliger) subviridis。原記載者自身が本種を暫定的に新種として扱った旨を記述末尾で明記している。後に Ercolania 属へ移管された。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Ercolania subviridis の解説・写真が掲載されています。

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