トゲウミウシ Acanthodoris pilosa (Abildgaard in Muller, 1789)

トゲウミウシ Acanthodoris pilosa
Photographed by
nobuhiko KIMOTO Nobuhiko
Location
日本>新潟>親不知
Date
2022/04/22
Size
14mm
Depth
??m
Water temperature
12.0℃

特徴

体地色は白色から灰色、黄白色、茶褐色と変異に富む。
体は長い楕円形で、背面に多くの棘状突起がある。
触角と二次鰓の色は体地色と同じ。
二次鰓は体の後方に位置する。
潮間帯下部の岩礁上に生息する。
学名読みはアカンソドーリス・ピロサ。
体長50mmに達する。

分布

北大西洋、オホーツク海、日本海

補足

  • Hallas J.M., Simison W.B. & Gosliner T.M. (2016) にて、北アメリカ大陸及び北大西洋の Acanthodoris の分布が示されたが、日本及びロシアの種に関しては示されていない。よって当サイトでは従来通り Acanthodoris pilosa としておく。
  • 日本の種は北海道厚岸で新種登録された Acanthodoris uchidai である可能性もあるが Marine and brackish water Gastropoda of Russia and adjacent countries を見ないと確定ができない。
  • Acanthodoris atrogriseata は、アラスカのごく狭い範囲に限られる種である為、ハイイロトゲウミウシは誤同定。

References