シラタマツガルウミウシ Trapania scurra Gosliner & Fahey, 2008

シラタマツガルウミウシ Trapania scurra

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>スラヤ
Date
2015/11/14
Size
5mm
Depth
21.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

体長 14〜15 mm。体形は太く凸型で、明瞭な外套膜の縁を欠く。鰓部で最も幅広い。口触手は長く円筒形で先端が丸い。触角は短く 7 枚の褶葉をもち、基部から先まで太さがほぼ均一。背側突起は触角より長く、先端が湾曲する。鰓側突起は背側突起よりさらに長く太く曲がる。鰓は 3 枚の二羽枝からなる。
体地色は半透明のラベンダー色で、クリーム色や黄色の斑が大きく入る。前足の前縁は鮮やかな青色で、足の上面のクリーム色斑の間にも青色がのぞく。口触手は前足触角と同じ鮮やかな青色で、頭部の前縁も同色。背側突起と鰓側突起は基部が半透明白色、中央〜先端付近に赤褐色の色素が入る。触角は半透明のラベンダー色で、褶葉の縁が濃いラベンダー色。鰓葉も半透明で、軸はラベンダー色。

分布

模式産地はフィリピン・バタンガス州マリカバン島。原記載時はフィリピン、インドネシア、マレーシアから記録されていた。

種小名の由来

種小名 scurra はラテン語で「道化師」を意味し、本種の派手で奇抜な色彩がピエロや宮廷道化師を思わせることにちなむ。

補足

足と口触手の鮮やかな青色をもつ Trapania は他に知られず、淡ラベンダー色の地色に大きな白斑とラベンダー色の鰓葉という色彩の組み合わせも本種特有とされる。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Trapania scurra の解説・写真が掲載されています。

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