フェスティラ・ゴニオファガ Phestilla goniophaga Hu, Zhang, Yiu, Xie & Qiu, 2020

フェスティラ・ゴニオファガ Phestilla goniophaga

Location
インドネシア>バリ島>トランバン
Date
2018/01/24
Size
??mm
Depth
20.0m
Water temperature
27.0℃

フェスティラ・ゴニオファガとは

ハナガササンゴ類 (Goniopora) を専食する小型のミノウミウシで、淡褐色〜赤褐色の体に密に並ぶ長い背側突起がサンゴのポリプを模した点で見分ける。

特徴

体長は最大 30 mm 程度。地色は淡褐色から赤みを帯びた褐色。背面には極めて多数の長い背側突起が並び、列数は最大 16、各列に最大 23 本に達する。これはフェスティラ属の中でも突起の数が際立って多い。背中の正中線上には白色の丸い隆起があり、宿主であるハナガササンゴのポリプを模した擬態とみられる。卵塊は他のフェスティラ類にはない鮮やかな橙色を呈し、リボン状にとぐろを巻く。

分布

原記載時は香港のシャープ島およびチェクチャウ周辺の水深約 2 m から得られた個体に基づき記載された。その後はインド洋から西太平洋にかけても確認されている。

種小名の由来

種小名 goniophaga は宿主であるサンゴ属名 Goniopora (ハナガササンゴ属)とラテン語 phagus(食べる)の合成で、「ハナガササンゴを食べるもの」の意。

補足

ハナガササンゴ類の単食性で、宿主サンゴのポリプ上に擬態しつつ捕食する。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Phestilla goniophaga の解説・写真が掲載されています。

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