フェリミダ・スフォニ Felimida sphoni Ev. Marcus, 1971

フェリミダ・スフォニ Felimida sphoni

Location
メキシコ>オアハカ>ワタルコ>Violin
Date
2022/03/01
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

外套膜の地色はクリーム色を帯びた黄色で、背面に赤い十字模様が浮かぶ。触角二次鰓のあいだを縦に走る赤い帯と、外套膜を左右に横断する赤い横帯が交わって十字をつくる。このほか外套膜の左右にも赤い縦帯が入り、外套膜の縁を赤い帯が一周する。赤い模様のまわりは小さな白い点の列で縁どられる。二次鰓と触角は基部が白く、先端側が桃色から赤色に染まる。小さな個体では体側の縦帯が横帯の近くにしか現れず、成長にともなって前後へ伸びていく。原記載の液浸標本は 8〜18 mm、生きた個体はふつう 10〜20 mm で、大きいものは 30〜40 mm に達する。

分布

熱帯東太平洋。1978 年の再検討の時点では、メキシコのマサトラン周辺からパナマ湾にかけての大陸側太平洋岸だけから記録されていた。その後、ガラパゴス諸島やエクアドルからも記録されている。原記載では模式産地が指定されておらず、標本はメキシコのナヤリット州とコリマ州、約 300 km 離れた 2 か所から得られたものだった。

種小名の由来

種小名 sphoni は、メキシコ沖で本種を採集し、記載者のもとへ標本を送ったアメリカの貝類研究者ゲイル・スフォン氏にちなむ。記載者はサンパウロに届いたその標本を調べて新種として記載した。

補足

Felimida 属のタイプ種。属は本種の記載と同じ 1971 年の論文で新設された。

背面の赤い十字模様は本種を見分ける手がかりになる。ただし小さい個体では十字の縦棒がまだ短く、横棒だけが目立つことがある。
References
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