フェリミダ・バウマンニ Felimida baumanni (Bertsch, 1970)

フェリミダ・バウマンニ Felimida baumanni

Location
メキシコ>オアハカ>ワタルコ>La Jeringa
Date
2021/03/19
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

体地色は白く、背面の正中部あたりは淡い黄色を帯びる。外套膜の背面と、腹足の側面・後方には小さな赤紫色の斑点が多数散る。外套膜と腹足の外縁には、橙色から淡い赤色の点や短い線が途切れながら帯のように並ぶ。触角は白く、先端寄りが赤紫色に染まり、いちばん先だけがまた白い。二次鰓は白く、先端側が紫色を帯びる。大きな個体では二次鰓の断面が三角形になり、外側の面に赤い細点が散る。体長は 62 mm に達する大型種。

色彩の幅は大きく、赤い斑点が密に並んでほとんど一色に見える個体から、橙赤色の斑点が離れて散る個体まで知られる。

分布

熱帯東太平洋。模式産地はカリフォルニア湾のサンフランシスコ島。1978 年の再検討時点では、カリフォルニア湾からメキシコ南部、中央アメリカ、ガラパゴス諸島にかけて記録され、北限はソノラ州のサンカルロス湾とされていた。南はエクアドルまで分布するとされる。

補足

海綿を食べる。メキシコ太平洋岸のバンデラス湾では、橙色や白色の海綿の上で餌をとる個体が観察されている。同湾では夜行性で、日中に這っている姿を見ることはまれ。ガラパゴス諸島では岩の下で産卵中の個体が観察されている。

本種の原記載は、新種を記載するにあたって歯舌の走査型電子顕微鏡写真を用いた最初の例とされる。

同じ東太平洋にすむ Felimida norrisi も白い地に斑点をもつが、F. norrisi では赤と黄色の丸い斑が規則的に並び、二次鰓の先端側が橙色になる。本種は小さな赤紫色の斑点が密に散り、二次鰓が紫色を帯びる点で異なる。
References

本書に掲載されています

Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine. 表紙

Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine.

Molamarine

本書には Felimida baumanni の解説・写真が掲載されています。

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