ワギリウミウシ Tayuva coerulescens (Bergh, 1888)

ワギリウミウシ Tayuva coerulescens

Location
日本>東京>八丈島>底土(三又)
Date
2025/08/12
Size
15mm
Depth
3.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長 28 mm 前後の小型のディスコドーリス類。生時の体色は青味を帯びた白色で、触角は明るい黄色に灰色の斑を散らす。固定後は全体が暗褐灰色に変わる。
体型はディスコドーリス類典型の長楕円形で扁平、外套縁は広く薄い。背全体に細点状の極めて微小な、ほとんど突出せず触れても感じない結節が散布する。外套縁の下面はさらに平坦で、ごく細かい透見可能な網目状構造をもつ。触角孔は強く収縮して突出し、辺縁は鋸歯状で、触角は短柄で各側の棍棒部に約 40〜50 葉をもつ。鰓孔は乳突状に突出して辺縁が鋸歯状、鰓は 3 回羽状の 6 葉。肛門突起は中央付近にあり、その傍に腎孔が開く。
口触手は指状で、口は垂直の裂け目をなす。足は狭くなく、前縁は丸い角と深い溝をもち、上唇は中央で割れ、尾はかなり短い。本種は固いが硬くはない触感をもつ。

分布

模式産地はモーリシャス島。原記載時はモーリシャス島のみから知られていた。後の研究でインド洋西部に広く分布することが示されている。

種小名の由来

種小名 coerulescens はラテン語 caerulescere「青味を帯びる」の現在分詞で、「青味を帯びている」を意味する。生時の青味を帯びた白色の体色にちなむ。

和名の由来

植物体を輪切りにした時のような背面の模様にちなむ。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Tayuva coerulescens の解説・写真が掲載されています。

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