マツモウミウシ Alderiopsis nigra (Baba, 1937)

マツモウミウシ Alderiopsis nigra

Location
日本>佐賀>唐津
Date
2025/02/15
Size
3mm
Depth
5.0m
Water temperature
11.0℃

特徴

体長およそ 3 mm の小型のサキシマウミウシ類。体は扁平で楕円形。地色は黒色で、頭部前縁の一対の頭角と背側突起の先端、尾端は白色、足の腹面はやや淡色。頭部前縁の左右には触角ではない一対の頭角が短く突出する。背側の左右に紡錘形の背側突起が片側 10〜11 個ずつ単列に並び、内部の消化腺はオリーブ色を帯びる。

分布

模式産地は熊本県天草・富岡で、アマモ (Zostera marina) の葉上から得られた。原記載時はこの 1 個体のみから知られていたが、後年、大阪湾の淡輪、瀬戸内海の向島でも多数の標本が確認され、日本各地のアマモ場に分布する。

種小名の由来

種小名 nigra はラテン語 niger (黒) の女性形で、体地色が黒いことに由来する。

補足

属名 AlderiopsisAlderia 属に「〜に似たもの」を意味するギリシャ語接尾辞 -opsis を付した造語で、外見が Alderia 属に似ることに由来する。アマモの葉上に生息し、葉の表面を摂食すると考えられている。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Alderiopsis nigra の解説・写真が掲載されています。

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