オオツヅレウミウシ Sebadoris fragilis (Alder & Hancock, 1864)

オオツヅレウミウシ Sebadoris fragilis

Location
日本>沖縄>石垣島・八重山周辺>川平湾
Date
2018/04/27
Size
200mm
Depth
7.0m
Water temperature
22.0℃

特徴

体長 13〜15 cm の大型のドーリス類。体は広卵形で扁平、褐色を帯びる。外套膜は広く堅固で、地色よりやや淡色の微小でやや散在する骨片性の鈍い乳頭で覆われ、乳頭は大きさが不揃い。地色は黄褐色で、より暗い褐色と白色で大理石模様に彩られ、暗色の細かい斑点で覆われる。腹面は赤褐色で強く斑紋を呈し、足近傍では斑紋が融合し、外縁ほど少なく淡色になる。触角は円錐状で上半が細かく褶葉化し、暗黄色で腹面に細かい斑点を多数もつ。鰓葉は 6 葉で大型・4 度羽状、暗褐色の細かい斑点を散らす。鰓は後方で開いた円をなし、肛門は大型の管状を呈する。足は広く卵形で赤褐色、より暗い斑紋をもち、縁辺は淡色。前方は深く溝状に切れ込むが切れ込みは無く、後端は短く丸い。体は生時にすら破片に砕けるほど脆い (種小名 fragilis の由来)。

分布

模式産地はインド南東部・現 Andhra Pradesh 州 Visakhapatnam の Coromandel 海岸。後年マダガスカル、タンザニア、日本、フィリピン、パプアニューギニアなどから記録される。

種小名の由来

種小名 fragilis はラテン語で「脆い、もろい」の意。本種が生時にすら破片に砕けるほど脆いことに由来する。

補足

外見は Tayuva lilacina と似て混同されることが多いが、腹面 (背面ではなく) の斑紋を確認することで識別可能。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Sebadoris fragilis の解説・写真が掲載されています。

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