クリイロキセワタ Philinopsis ctenophoraphaga Gosliner, 2011
特徴
体色は淡いピンク色から赤褐色である。頭部前方、傍脚の縁、頭盾後端の細長い付属物に沿って、より濃い赤色の色素を持つ。
頭盾の後端にある細長い付属器官に沿っている。背面および側面の全体は,鱗片状の装飾が散在する。
背面と側面の全体に不透明な白色斑が散在し、その周囲を淡い色素の光輪が取り囲んでいる。生体は細長く(体長18〜40mm)、幅は広い(6〜15mm)。頭盾の前端はわずかに3裂している。
分布
フィリピン、インドネシア、紅海種小名
本種が底生動物の櫛歯類を捕食していることが観察されていることから,Ctenophora(ギリシャ語で櫛を持つという意味)とphago(ギリシャ語で食べる)に因む
和名
補足
References
- Philinopsis ctenophoraphaga n. sp., Gosliner T.M. (2011) Six new species of aglajid opisthobranch mollusks from the tropical Indo-Pacific. Zootaxa 2751: 1–24.
- クリイロキセワタ(新称), 中野理枝, 今川郁, 今本淳. 2013. 南西諸島の後鰓類1. 頭楯亜目. ちりぼたん 1-22.