コンシボリガイ Micromelo guamensis (Quoy & Gaimard, 1825)

コンシボリガイ Micromelo guamensis

Location
インドネシア>バリ島
Date
2006/01/02
Size
15mm
Depth
16.0m
Water temperature
28.0℃

特徴

卵形の薄い殻に乳白色の地色で、3 本の暗色(黒褐色から青みを帯びた色)の螺帯と、その間を弓状に走る細い縦線が入る。マントは青色の縁取りを持ち、全体に白い斑点が散在する。殻長は最大 20〜30 mm 程度。
外見は近縁の M. undatus(大西洋産)に酷似するが、分子系統解析により別種として区別される。

分布

西太平洋の熱帯・亜熱帯域に限定され、グアム、パプアニューギニア、フィリピン、マーシャル諸島、日本南部沿岸などから記録がある。模式産地はグアム。かつては M. undatus と同一視されていたが、2021 年の Feliciano ほかによる分類見直しで別種として復活した。

種小名の由来

種小名 guamensis はラテン語で「グアムの」の意味で、模式産地の地名に由来する。1825 年に Quoy & Gaimard が Freycinet の「Uranie 号世界周航記」中の動物学分冊(pp. 423, pl. 66, figs 10-12)で Bullaea guamensis として記載した。

補足

和名「コンシボリガイ(紺絞り貝)」は平瀬與一郎により 1914 年に付けられたもので、鹿児島県教育調査会『奄美大島産貝類目録』(1928)に「コンシボリ(平瀨)」の表記で記録されている。2021 年の分類再編以前は本種と大西洋産の M. undatus は同一種として扱われてきたため、古い文献では両者が区別されていない。
ミズヒキゴカイ科の多毛類を食べる捕食性の貝で、生態は近縁の M. undatus に準じる。
References

本書に掲載されています

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc. 表紙

Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2018). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific 2nd Edition. New World Pubns Inc.

New World Publications

本書には Micromelo guamensis の解説・写真が掲載されています。

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