フウリンブドウガイ Lamprohaminoea evelinae Oskars & Malaquias, 2020

フウリンブドウガイ Lamprohaminoea evelinae

Location
日本>沖縄>沖縄本島(北谷・南部エリア)>牧港
Date
2024/08/13
Size
8mm
Depth
6.0m
Water temperature
30.0℃

フウリンブドウガイとは

半透明で白っぽい体に、黄色〜橙色の丸い斑紋がびっしりと散らばる、殻高5mmほどのごく小さなブドウガイのなかま。砂底や砂泥底をはい回って藻類を食べる。

特徴

体の地色は半透明で白っぽく、頭部の盾状の部分(頭楯)、体側にひれ状に張り出す側足、背面を覆う外套に、大小さまざまな丸い黄色〜橙色の斑紋が入る。斑紋どうしは融合することもあり、その隙間には細かな白色の色素が散らばる。背面には丸くなめらかな半透明の薄い殻を持つが、軟体部に包み込まれて外からはあまり目立たない。殻高は5mm前後とごく小型。よく似たミガキブドウガイは橙色の太い帯と斑紋が不透明な白で縁取られること、キホシミガキブドウガイは黒や紫の丸い斑点を持つことで見分けられる。

分布

模式産地はグアム島パゴ湾。グアムを含むマリアナ諸島、フィリピン(パングラオ)、日本(沖縄)、オーストラリア(グレートバリアリーフ)から確認されており、パプアニューギニア、マーシャル諸島、インドネシアにも分布する可能性がある。インド・西太平洋の熱帯〜亜熱帯域に広く分布する。

種小名の由来

種小名 evelinae は、記載者の一人トロンド・オスカースが、この研究の最中に生まれた自身の娘エヴェリナにちなんで名づけたもの。女性名 Evelina の属格で「エヴェリナの」を意味する。

補足

砂底や砂泥底をはい回り、藻類を食べる。長く未記載のまま各地の図鑑やウェブ上で「ブドウガイ属の一種」として扱われてきたが、2020年に新種として正式に記載された。

和名の由来

殻が丸く、風鈴を連想させることから。
References

本書に掲載されています

今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社. 表紙

今川郁. (2026). 沖縄のウミウシ: DNA解析による最新の分類図鑑1089種. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Lamprohaminoea evelinae の解説・写真が掲載されています。

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観察地: ×

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標本・DNA情報

観察 データベース COI 16S H3
#53983 BOLD Systems SSWBP241-25

学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

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