ジムノドーリス・ブシオナエ Gymnodoris boussionae De Souza-Canal, R. Nakano & Á. Valdés, 2025
特徴
体は細長く、滑らかでイボはない。体色はベルベットのような黒色で、特定の光下で外套膜の縁にぼんやりした蛍光青色の線が見える。触角は円錐形で基部が分離しており (G. nigricolor では融合する)、触角の見える長さ全体に 10 枚の横方向の褶葉が並ぶ。鰓は 16〜19 枚の単純葉が円形に並ぶ。分布
ニューカレドニア固有種と考えられる。模式産地はニューカレドニア北部 Koumac の Reef of Infrenet (水深 6 m)。Koumac 周辺と Poum (Ouanne) で記録がある。水深 2〜11 m の浅場に生息し、稀。種小名の由来
ニューカレドニア在住のフランス人ダイバー兼水中映像作家 Magali Boussion 氏に献名。氏は本種を含む数次のウミウシ調査隊に参加し、本種の野外での生態記録に貢献した。補足
外部形態は G. nigricolor によく似るが、(1) 触角が基部で融合せず分離する、(2) 鰓葉数が多い (16〜19 vs 10〜11) という外見上の差で見分けられる。歯舌・生殖系の形態でも区別され、分子系統解析でも独立した単系統群として支持される。摂食行動は野外で確認されていない。References