エリシア・マオリア Elysia maoria A. W. B. Powell, 1937
- Location
- オーストラリア>ニューサウスウェールズ>ネルソン湾>フライポイント
- Date
- 2026/04/28
- Size
- 8mm
- Depth
- 8.0m
- Water temperature
- 20.0℃
特徴
体長 22 mm に達する小型〜中型のゴクラクミドリガイ類。体は卵形〜長楕円形で、後方は短く尖って尾状になる。生体では外套膜の両葉が背面で立ち上がって互いに接近するため、体全体がほぼ円筒状に見える。頭部には太く内巻きの 2 本の触角がある。体地色は淡い苔緑色で、暗緑色の細点が密に散らばる。さらに微小な黒点が散在し、それぞれは細いレンガ色の縁取りをもつ。外套膜の縁にはやや密に、小型の瘤上にもまばらに、白色の細点が分布する。外套膜の縁を裏側からよく見ると、暗緑色の地に明るい緑色の脈紋が走り、その上にレンガ色と金属青色の細点が重なる。心嚢の隆起は淡黄緑色で、レンガ色の微細な細点が散る。触角は背面と同じ色だが、先端付近では白色を帯びる。摂餌対象である緑藻 Codium 属の体色と保護的に一致するため、生時は群体上で極めて見つかりにくい。
分布
模式産地はニュージーランド・オークランド近郊のタカプナ礁、緑藻 Codium 属の群体上。原記載時はハウラキ湾沿岸の岩礁帯 (オークランド・ランギトト島・ホブソン岬など) から記録されていた。種小名の由来
種小名 maoria はニュージーランドの先住民族マオリにちなむラテン語化された形容詞語。補足
近縁種である英国産 Elysia viridis と外見的にはきわめてよく似るが、E. viridis は眼の周囲に明瞭な白斑をもつ点で識別される。両種とも体色は摂餌する Codium 属の体色と一致し、保護色として機能する。References
季節性
撮影地
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