サコプロテウス・ニシャエ Sacoproteus nishae Krug, Wong, M. R. Medina, Gosliner & Á. Valdés, 2018

サコプロテウス・ニシャエ Sacoproteus nishae

Location
マレーシア>ボルネオ島周辺>センポルナ
Date
2024/01/19
Size
15mm
Depth
10.0m
Water temperature
29.0℃

特徴

嚢舌目に属する小型種で、背側突起はキノコ状を呈し、宿主であるイワヅタ類 Caulerpa chemnitzia の小羽片を精巧に模倣する。触角の先端と中央に白点があり、頭部の眼の前方には白色の横線が走る (触角基部や眼前の弧状白線を欠くことで同属他種と区別される)。葉緑体由来の緑色色素を体内に蓄積し、ホスト藻類と同色を呈することで著しい隠蔽を達成する。

分布

インド-西太平洋。マレーシア (マラッカ海峡・ポートディクソン近海) およびマーシャル諸島から記録される。Caulerpa lentilliferaC. chemnitzia 上で観察され、後者により近い擬態を示す。

種小名の由来

種小名 nishae はインド出身の海洋生物学者 Nisha (Nishina Manickam) への献名で、本種の発見・調査に貢献した同氏に因む。

補足

Krug, Wong, Medina, Gosliner & Valdés 2018 が新属 Sacoproteus に置いて記載した 4 新種のうちの 1 種で、模式種 Sacoproteus smaragdinus (Baba, 1949) と共にイワヅタ類擬態の隠蔽種群を構成する。マレーシアでは S. nishaeS. smaragdinus がともに C. lentillifera 上に共存しながら、本種はキノコ状の背側突起によって C. chemnitzia により近い擬態を示す。
References
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学術データベース

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