ヒメヤカタガイ Hydatina zonata ([Lightfoot], 1786)

ヒメヤカタガイ Hydatina zonata

Location
日本>神奈川>江ノ島・エボシ岩>オカイソ
Date
2019/01/26
Size
20mm
Depth
7.0m
Water temperature
15.0℃

ヒメヤカタガイとは

本州房総半島以南の熱帯インド・西太平洋の細砂底に生息するミスガイ科の小型巻貝。殻長 2.5 cm 前後のやや薄い卵円形の殻に、黒色で縁取られた 2 本の幅広い淡黄褐色螺帯と、多数の波打った細い黒色軸状線が走る。

特徴

殻長は約 2.5 cm。殻はやや薄質。殻表には黒色で縁取られた 2 本の幅広い淡黄褐色螺帯があり、その間に多数の波打った細い黒色軸状線が走る。内唇は紫褐色で緑白色の縁取りをもつ。生時の軟体は半透明の白色で淡い赤褐色の色素が入り、外套膜縁は白色〜水色の線で縁取られる。砂中に潜って生活する。

分布

原記載 (Lightfoot, 1786) は Portland Catalogue 1786 lot 95 で、模式産地として Coromandel (インド南東岸 Coromandel 海岸) が示されている。奥谷編 (2000)『日本近海産貝類図鑑』では、本州房総半島以南の熱帯インド・西太平洋の潮間帯〜水深 50 m の細砂底から記録されている。

種小名の由来

種小名 zonata はラテン語 zonatus の女性形「帯状の、縞のある」(zona = 帯) を意味する形容詞で、殻に走る顕著な黒色軸状線と褐色螺帯に因む。

補足

原記載は Portland Catalogue 1786 lot 95 に Bulla Zonata の名で記述されており、末尾の "S." は元の原稿名の著者として Solander を示している。Portland Catalogue 自体は無記名で出版されたため、ICZN は著者として Rev. John Lightfoot を推定し、刊行年を括弧つきで [Lightfoot] 1786 と表記している。
References
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