ヘルミッセンダ・クラッシコルニス Hermissenda crassicornis (Eschscholtz, 1831)

ヘルミッセンダ・クラッシコルニス Hermissenda crassicornis

Location
アメリカ>カリフォルニア>サンディエゴ>Ruby E
Date
2019/10/31
Size
??mm
Depth
??m
Water temperature
??℃

特徴

半透明の灰白色の体に、背面の正中線に沿って橙色から黄色の帯が走り、その両側を青白く光る筋と白い筋が縁取る、たいへん色あざやかなミノウミウシ。背中には橙褐色の背側突起が房状に密生し、その先端は白や青みを帯びる。体長は5cmほどになる。学習と記憶の神経科学研究で古くから使われてきたモデル生物としても知られる。

分布

北東太平洋に分布し、アラスカからカリフォルニアにかけての北米西岸に見られる。潮間帯から潮下帯の岩礁や砂底、アマモ場など幅広い環境にすむ。原記載はアラスカの標本に基づく。

種小名の由来

種小名 crassicornis はラテン語で「太い角をもつ」を意味し(crassus=太い、cornu=角)、太い触角にちなむ。

補足

ヒドロ虫などを食べる貪欲な捕食者で、小型のイソギンチャクや他のウミウシ、共食いや動物の死骸まで幅広く口にする。かつては北太平洋に広く分布する1種とされ、日本産のものも本種 Hermissenda crassicornis と呼ばれていたが、2016年の研究で日本など西太平洋産のものは別種 Hermissenda emurai(和名エムラミノウミウシ)として区別された。両種は外見がよく似ており、確実な識別には遺伝子解析を要する。
References

本書に掲載されています

Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine. 表紙

Behrens D.W., Hermosillo A., Fletcher K. & Jensen G.C. (2022). Nudibranchs & Sea Slugs of the Eastern Pacific. Molamarine.

Molamarine

本書には Hermissenda crassicornis の解説・写真が掲載されています。

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