エムラミノウミウシ Hermissenda emurai (Baba, 1937)

エムラミノウミウシ Hermissenda emurai

Location
日本>富山>越中宮崎>辺ノ島
Date
2015/12/31
Size
15mm
Depth
6.0m
Water temperature
11.0℃

特徴

体長は生時で10〜35mm。頭部前外側の角が長く伸びて2本の鋭い口触手になる。触角は短く、長さ全体に環状のくびれがあるが葉状ではない。背側突起は紡錘形で抜け落ちやすく、表面的には3列に並んでいるように見えるが、実際は体側に5〜6群あり、各群は外向きに開いた馬蹄形の基部に乗っている。第1群は触角の後外側に始まり50本以上の突起を含み、第2群(50本程度)から離れて位置する。生殖孔は第1群の右下に開き、肛門は第2群の中央右側に位置する。腹足は二唇状で前縁中央に切れ込みがあり、前外側角は触手状に伸びる。

色彩

体地色は淡い肉色を帯びた黄色。背面正中線に2本の青みを帯びた縦線が走り、前方は触角と口触手まで、後方は尾の先まで達して合流する。中央には朱色の細い線が前から半分ほど続く。体側にも上部に青み、下部にやや短い朱色の2線が平行に走る。背側突起はチョコレート色で、白い静脈と先端のすぐ下に朱色の斑が入り、先端は白い。腹足の前外側触手にも青い線が入る。

分布

模式産地は新潟県・新潟(1934年4月、日本海側、普通に見られる)。

種小名の由来

原記載 (Baba, 1937) によれば、新潟高等学校の Emura 教授(江村教授)が複数の標本と着色スケッチを馬場に送って同定を依頼したことによる献名。Emura は Baba 1937 (I) の謝辞でも協力者として挙げられている。

補足

カタカナ読みは「ヘルミッセンダ・エムライ」。原記載では Cuthona (Hervia) emurai として記載された。後年に エミラミノウミウシ属に組み替えられた。Cuthona (Hervia) sibogae と体形・歯舌の構造が似るが、色彩と歯の中央棘の太さで区別される。
References
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観察地: ×

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