ウキヅノガイ Creseis acicula (Rang, 1828)

ウキヅノガイ Creseis acicula

Location
日本>高知>室戸>高岡
Date
2025/12/19
Size
??mm
Depth
0.1m
Water temperature
??℃

ウキヅノガイは、透明な針状の貝殻を持つ浮遊性の巻貝(翼足類)です。
通常は外洋の表層を漂っていますが、春から初夏にかけて大量発生し、黒潮に乗って日本各地の海岸に打ち上げられることがあります。
海岸で見つかる「透明な針」や「ガラス繊維」のようなものは、このウキヅノガイの殻である可能性が高いです。

※物理的に鋭利ですが、毒はありません。


観察情報


見られる時期

大量発生・漂着時期: 4月~7月(春~初夏)
黒潮の流れに乗って日本近海に接近し、沿岸で大量に観察されることがあります。
特に南風が強い日の翌朝などは、海岸に大量に打ち上げられることがあり、砂浜が真っ白になるほどです。


観察場所

  • 表層プランクトン採集: 外洋の表層(通常の生息場所)
  • 海岸漂着: 日本各地の砂浜(大量発生時)
  • ダイビング: 稀に夜間ダイビングや、安全停止中の浅場で遭遇

見つけ方のコツ:
春から初夏の海岸を散歩すると、波打ち際に透明な針状の殻が帯状に打ち上げられていることがあります。
長さ1-2.5cmの細長い透明な貝殻を探してみてください。

注意: 裸足で歩くと刺さることがあるので注意してください。

特徴


形態

  • 貝殻: 透明で細く、針のように尖る(殻長最大25mm程度)。ガラスやプラスチック片に見えることがあります。
  • : 透明で、貝殻から軟体部が突出
  • 翼足: 貝殻の先端から伸びる2枚の翼状の器官

生態

  • 分類: クリオネと同じ「翼足類(よくそくるい)」の仲間(有殻翼足類)
  • 生活様式: 外洋の表層を漂う浮遊性
  • 遊泳方法: 翼足を羽ばたかせて泳ぐ(その姿は「海の蝶」とも呼ばれます)
  • 食性: 粘液のウェブ(網)を広げて植物プランクトンなどを捕食する
  • 透明な理由: 外洋の表層で敵に見つからないための保護色

大量発生と海水浴への影響

ウキヅノガイは時として大発生し、黒潮に乗って日本沿岸に大量に接近します。
遊泳中に肌に触れるとチクチクとした痛みを感じることがありますが、毒針などは持っていません
殻が鋭利なため物理的に刺さることが痛みの原因です。
この現象は春から初夏(4-7月)に多く見られます。


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学術データベース

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