ユキヤマウミウシ Reticulidia fungia Brunckhorst & Gosliner, 1993

ユキヤマウミウシ Reticulidia fungia

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2015/12/10
Size
25mm
Depth
15.0m
Water temperature
24.7℃

特徴

体長 18〜42 mm、平均 27 mm のイボウミウシ類。背面には数本の幅広く滑らかなオレンジ色のうねが走り、最上部の縁と基部は白色で縁取られる。うねの間の地色は黒。背面には 1 本の正中の縦長のうねがあり、そこから他の蛇行するうねが分岐するが、それらは外套膜縁まで届かない。前方では中央のうねが二股に分岐し、各分岐は触角の背後を通って外套膜縁外側に達する。外套膜縁の周囲には幅広の青灰色の帯が広がる。触角は尖りオレンジ色で、28〜35 mm の個体では 14〜18 枚の葉状板をもつ。肛門はうねの頂上で開口する。腹側は淡黄色で、オレンジ色の消化腺が透けて見える。鰓の上部、外套膜下面の側方には太い黒線 (一部の個体では断続) が走る。生体での口触手は円筒形で黄色。

分布

模式産地はパプアニューギニア・マダンのバラクーダ・ポイント (水深 25 m)。原記載時は中央〜西太平洋 (フィジー、ミクロネシアを含む) から東オーストラリア、台湾、東インド洋クリスマス島から記録されていた。Reticulidia halgerda と同所的に分布する。

種小名の由来

種小名 fungia は、背面のうねがクサビライシ科 Fungiidae の単体サンゴ属 Fungia の隔壁に似ていることに由来する。

補足

近縁の Reticulidia halgerda から、(1) 数が少なく幅広い基部のうね (基部は白で縁取られる)、(2) 幅広い青灰色の外套膜縁 (R. halgerda では細く橙色)、(3) 腹側がより淡色で足の側面・鰓の上方に黒線が走ること、(4) 触角葉状板が 14〜18 枚 (R. halgerda では 24〜28 枚)、で外見的に区別される。
References
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