クメジマヒョウモンウミウシ Plocamopherus margaretae Valles & Gosliner, 2006

クメジマヒョウモンウミウシ Plocamopherus margaretae

Location
日本>東京>小笠原>水玉湾
Date
2022/02/18
Size
50mm
Depth
10.0m
Water temperature
20.0℃

特徴

体長 35〜40 mm 程度の大型のヒカリウミウシ類。生体は前縁が丸い細長い形態。頭幕は幅広く扁平でフリンジ状。口触手は扁平。体地色はピンク色から赤色で、体表全体に大きな白色の斑紋と、ほぼ卵形の黒色の斑紋が密に散在する。白色の斑紋は大きさが不揃いで背面に規則的に散在し、黒色の斑紋は常に白色の斑紋に取り囲まれ、白色のものより数は少ない。
足の縁、頭幕の縁、隆起の縁には黄橙色の線が走る。触角は全長にわたって黄ピンク色を呈し、棒部の先端には短い白色の線、棒部の縁には白色と黄色の縁取りがある。3 対の側突起があり、いずれも丸く顕著な球状構造 (発光瘤) をもつ。最後尾の 1 対の球状構造は他の 2 対よりはるかに大きく丸い。前方の 2 対は非常に短く丸い。すべての側突起は黄ピンク色を呈する。鰓葉は 3 枚で 3 回羽状、それぞれ別々に背面に挿入される。足の後方は発達した細長い鶏冠状の隆起をもち、上縁にやや切れ込みがある。

分布

模式産地はミャンマー。原記載時はドバイ (アラブ首長国連邦) とミャンマーから採集が確認されていた。沖縄県・久米島から類似個体が記録されている。

種小名の由来

種小名 margaretae は、本種の最初の標本を採集した Carol Harris 氏の母 Margaret への献名。

補足

外見が最も似るのは Plocamopherus tilesii。本種はピンク赤色の体地色をもつのに対し P. tilesii は白色から黄色を呈する。両種ともに体表に黒色の斑紋をもつが、本種では P. tilesii よりも規則的に分布し数が少ない。本種は 3 対すべての側突起に発光瘤をもつのに対し、P. tilesii は 2 対のみ。
References

本書に掲載されています

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版. 表紙

中野理枝. (2019). 日本のウミウシ. 第二版. 文一総合出版.

文一総合出版

本書には Plocamopherus margaretae の解説・写真が掲載されています。

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