プロカモペルス・セイロニクス Plocamopherus ceylonicus (Kelaart, 1858)

プロカモペルス・セイロニクス Plocamopherus ceylonicus

Location
インドネシア>バリ島>トランバン>プラ・セガラ
Date
2014/01/16
Size
15mm
Depth
??m
Water temperature
29.7℃

特徴

体長は約25mm。半透明の黄白色を地色とし、背面全体に茶色の乱れた斑紋と黄色の小斑が広がる。外套膜の縁には白色の小さな突起が並び、頭部前縁の口幕からは樹枝状に分岐する突起が伸びる。体側には発光器となる白色の球状構造が2対並び、個体によってはピンク色を帯びる。触角と鰓は体地色と同じ半透明黄白色で、ともに茶色の細斑が入る。
刺激を受けると体側の発光器から分泌物が放出されて光るほか、頭部や体側、尾部の隆起部からも弱い発光が見られる。後足部には縦に扁平な隆起 (キール) があり、これを左右に振って遊泳する能力をもつ。

分布

インド洋から西太平洋、中部太平洋にかけて広く分布する。タンザニア、スリランカ、オーストラリア、パプアニューギニア、インドネシア、フィリピン、香港、日本、マーシャル諸島、ハワイから報告される。模式産地はセイロン (現在のスリランカ) 北東岸のトリンコマリー沖。

種小名の由来

種小名 ceylonicus は模式産地のセイロン島 (現在のスリランカ) に由来するラテン語形容詞。原記載では女性属 Polycera に試置されたため女性形 zeylanica が用いられたが、後に男性属 Plocamopherus へ移された際に男性形 ceylonicus に改められた。

補足

ヒカリウミウシ属 (Plocamopherus) はウミウシの中でも例外的に発光能を備えるグループで、近縁のエダウミウシ属 (Kaloplocamus) と並んで稀少な発光性ドーリス類として知られる。発光は刺激を受けたときに一過性に起こるため、夜間の観察時に確認しやすい。
和名はヒカリウミウシ・ニンジンヒカリウミウシベッコウヒカリウミウシなど複数の通称が文献ごとに使い分けられている。
References

本書に掲載されています

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社. 表紙

小野篤司 & 加藤昌一. (2020). 新版 ウミウシ. 誠文堂新光社.

誠文堂新光社

本書には Plocamopherus ceylonicus の解説・写真が掲載されています。

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