クシモトミドリガイ Elysia rufescens (Pease, 1871)

クシモトミドリガイ Elysia rufescens

Location
日本>沖縄>沖縄本島(恩納村・読谷村エリア)>ホーシュー
Date
2009/02/07
Size
15mm
Depth
5.0m
Water temperature
20.0℃

特徴

体長 30〜60 mm 程度のやや小型のミドリガイ類。体はやや細長く、後端は切断状を呈する。生時の体地色は赤褐色を基調とし、腹側では次第に白色に移り、頭部はオリーブ褐色を帯びる。体全体に淡緑白色の小不規則斑が密にあり、地色を網目状に見せる。頭部前方の口唇付近は白色を呈する。触角は淡緑白色の縦線で飾られ、外側は紫色を帯びる。側葉の縁は濃い鉛色で縁取られ、その内側に橙色の細い帯が走る。側葉内面の中央部は淡色で、不透明な白色斑が散在する。側葉内面の縁取りは外面と同様で、地色は鉛緑色から中央に向けて淡くなり、白色斑とまばらな朱色点を伴う。眼は淡色で黒色の瞳をもつ。Pease の原記載は体長約 1 1/4 インチ (約 3 cm) の個体に基づく。

分布

インド-西太平洋〜中部太平洋。模式産地はソシエテ諸島のタヒチ島で、Andrew Garrett が採集した個体を Pease が記載した。後にハワイ諸島、日本列島南部、フィリピン、インドネシア、紅海など広く記録されているが、各地の個体間で斑紋に変異が見られ、地域ごとに別種として扱われる場合もある。

種小名の由来

ラテン語の形容詞 rufescens「赤味を帯びた」「赤褐色になりつつある」の意で、本種の地色が赤褐色を呈することに由来する命名。

補足

原記載において Pease は Pterogasteron 属に置いた。Pterogasteron は Pease が 1860 年に提唱した属で、後に Elysia Risso, 1818 のシノニムとされ、本種もこれに移された (author 表記の括弧書きはこの属移動を示す)。和名「クシモトミドリガイ」は紀伊半島串本で見つかったことに由来する。本種は西太平洋において Bryopsis 属の緑藻を主な餌とすることが知られている。
References
読み込み中...

撮影地を読み込み中...


観察地: ×

該当 0


学術データベース

世界のウミウシの観察データは国際的な海洋生物多様性データベースで公開されています。

詳しくはこちら