マツシマコメツブとは
殻長 4 mm 前後の微小な
コメツブガイの仲間。半透明白色の円筒形の殻をもつ。
特徴
殻は半透明白色で光沢があり、表面に微細な螺旋彫刻が走る。殻頂はわずかに凹み、殻口は殻全体とほぼ同じ長さで細長い。米粒を思わせる小型種。
分布
原記載時は宮城県の松島湾から記録されていた。模式標本は 1937 年 2 月、吉村氏のドレッジ採集により松島湾から得られ、Nomura (1940) によって記載された。
種小名の由来
種小名
matusimanus は模式産地である松島にちなむ。
補足
所属はコメツブガイ科の
Decorifer 属。原記載は
Retusa matusimana Nomura, 1940 として発表されたが、属の見直しを経て現在は
Decorifer matusimanus が用いられている。微小な貝殻種のため水中観察での記録は少なく、砂泥底のドレッジや底質採集で得られる。