アヴァルデシア・タマトア Avaldesia tamatoa Donohoo & Gosliner, 2024

Avaldesia tamatoa

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特徴

体長 10〜22 mm、楕円形でドーム状の背面を持つ。地色の変異が大きく、淡黄から黄橙、赤、紫がかった赤、暗褐色まで現れる。背面には低く複雑な隆起のパターンが走り、糸状の褐色の乳頭状突起がまばらに立ち上がる。短い褐色の結節と、縁に集まる長めの白色結節も見られる。鰓蓋の前方に白い斑紋が現れる個体もあるが、近縁の Avaldesia albomacula のように必ず出るわけではない。砂や砕屑をまとっている個体が多い。

分布

模式産地はマーシャル諸島クェゼリン環礁ビゲジ・メック礁。フィリピン、パプアニューギニア、ミッドウェー環礁からも記録されている。岩礁や砂底、藻場(マーシャル諸島ではハリメダ類)の砕屑下、水深 5〜10 m。

種小名の由来

Donohoo & Gosliner(2024)の記載によると、種小名 tamatoa はディズニー映画『モアナと伝説の海』に登場する悪役の巨大ヤシガニ「タマトア」にちなむ。(1) 鉤爪状の前庭棘がヤシガニのハサミを思わせる点と、(2) 淡色個体の背面の結節と乳頭状突起のパターンがタマトアの派手な貝殻装飾を連想させる点が命名理由として挙げられている。

補足

Avaldesia は同じ論文(Donohoo & Gosliner, 2024)で新設され、もともと Thordisa 属(ビロウドウミウシ属)に置かれていた Avaldesia albomacula と A. tahala に本種を加えた 3 種で構成される。属名は分類学者アンヘル・バルデスへの献名で、姓 Valdés に女性形語尾 -ia を付したラテン形。属名の語源はDonohoo & Gosliner(2024)原記載による。
References
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