ヨワタマゴガイ Aliculastrum debile (Pease, 1860)

ヨワタマゴガイ Aliculastrum debile

Location
日本>沖縄>沖縄本島(大浦湾)>二見
Date
2017/03/02
Size
8mm
Depth
5.0m
Water temperature
20.0℃

特徴

殻長 8 mm 程度の小型の頭楯類。貝殻は円筒状卵形で細長く、後方が狭まる。半透明白色で薄く脆い。外唇は後方で前方へ張り出し、ねじれる。螺頂部は臍状にくぼみ、その臍部には条溝が放射状に並ぶ。殻表は細かい横走の刻線で全面覆われ、さらに横走の隆起線条が前後両端にも並ぶ。軸唇基部にひだ状の襞をもつ。Pease の原記載は Cuming コレクション内のサンドウィッチ諸島産個体に基づく。

分布

インド-太平洋。模式産地はサンドウィッチ諸島 (現在のハワイ諸島) で、Hugh Cuming のコレクション内の個体に基づいて Pease が記載した。後にハワイ諸島、日本列島南部、フィリピン、台湾、グアム、ニューカレドニアなどから記録されている。

種小名の由来

ラテン語の形容詞 debilis「弱い」「もろい」「脆弱な」の意で、本種の殻が薄く脆いことに由来する命名。Pease の原記載に etymology の明示はないが、原記載の "fragile" の記述と整合する。

補足

原記載において Pease は Atys 属に置いた。後に Aliculastrum 属に移され、属名の中性に合わせて種小名も男性形 debilis から中性形 debile に変更された (author 表記の括弧書きはこの属移動を示す)。和名「ヨワタマゴガイ」は脆弱な殻に由来し、種小名 debile の意味と整合する。
References
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