エンビキセワタ Odontoglaja guamensis Rudman, 1978
特徴
体長 8〜11.5 mm の小型のキセワタ類。体は細長く、前部と後盾の前方でやや広がる。頭盾は三角形で後方に向かって細くなり、後盾は前縁が丸く、左後縁から後方に長く先細りの尾状突起が伸びる。腹足は後盾の後端まで届かず、側脚は体の中央でもっとも大きく、頭盾と後盾の間の隙間を覆って折りたたまれる。体表全体に低い結節が散在し、後盾でとくに発達する。眼は頭盾前端で接近して位置する。体地色はクリーム色から薄緑色を地として、大型の結節は中心に桃色の斑をもち、その外側を透明な輪が囲む (結節が桃色の中心をもつ「点眼模様」に見える)。頭盾の後部には桃色斑のない小型結節が密に集まる。配色は左右ほぼ対称をなし、頭盾上に 2 対の不規則な濃褐色斑、頭盾と接する側脚の折り重なり部分に 1 対、後盾上に 1 対、加えて側脚と尾状突起基部にも褐色斑がある。腹足は薄緑色で、赤桃色の小点が散らばる。内殻は重く石灰化し、後盾内の内臓を覆う位置にあり、平らな大きな体層の上縁が後方に長く反り返った三角形突起となって伸びる。分布
模式産地は西太平洋・グアム島南西部の Bile Bay。原記載時はこの 1 海域から複数個体が水深 1〜7 m で記録されていた。後年は西太平洋からインド洋の他地点でも報告されている。種小名の由来
種小名 guamensis は模式産地のグアム島 (Guam) に由来する地名形容詞。References
季節性
撮影地
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